2023.10.11 |
福岡R不動産、引っ越します(後編)髙橋昂平(福岡R不動産/DMX) 15年ぶりに引っ越すことになった福岡R不動産。過去のオフィスや福岡の街の変化を振り返った前編に続き、今回は新しいオフィスのご紹介とオープニングレセプションのご案内です。
さて、僕たちの次の拠点となる物件探しがスタートしました。が、これがなかなか苦戦することになりました。 もちろん、ピカピカで最新テクノロジーの詰まったオフィスビルへの憧れがないことも無いのですが、僕らが好きなのは味のある建物やメインストリートより裏路地だったりするので、なかなかビビッとくる出会いがありませんでした。 レトロな外観、ちょっと怪しげなアジア風の路地感、好きに改装してもOKという自由度の高さ、というか…あの水餃子で有名な「檳榔の夜」の建物だ!(仕事終わりに速攻飲める!笑) 新拠点、警固という街の面白さ。 もう一つ、警固(けご)というエリアにあることも、この物件に惹かれた要因でした。
警固は福岡の商業の中心、天神から南西に10分ほど歩いた位置に広がるショップや飲食店と都心近接の住宅街が混じるエリアです。(ちなみに、最近悪い意味で全国区になってしまった警固公園があるのは、住所では天神。) カフェや本屋、ギャラリー、そしてヴィンテージマンションが並木沿いに建ち並ぶ「けやき通り」にも一部面しつつ、ローカルがこぞって飲みに行く「警固本通り」がエリアの中央ストリートでしょうか。 天神や博多のように大型チェーン店が乱立するのではなく、こだわりある小規模な個人店ばかりで、福岡のカルチャーを色濃く感じられるのも好きなポイントです。(ついついハシゴして深夜まで飲んでしまうのは、人によっては難点。笑) 近年では路地裏や住宅街にも新しいお店がオープンし、じわじわと繁殖していく流れにも、福岡のエリアを観察する中で魅力に感じていました。 一部DIYによるリノベーション そんな警固に見つけた築50年のレトロビル。今回も築古で長く借りることができない可能性もあるので、予算を抑えながら心地よい空間に仕上げるべく、大掛かりな作業や職人スキルが必要な工事はいつもお世話になっている工務店さんにお願いしつつ、僕らスタッフも作業に加わりました。 既存の床材を剥がしたり、壁や建具を塗装するのをDIYで進めていましたが、やっぱり天井も解体して空間を広くしたい!と思い始め、天井解体までやることになりました。丸3日ほどかかりましたが、作業が進むにつれてより空間に愛着が沸いてきたのはやっぱりDIYの良いところだなと感じました。 新オフィス完成 シンプルな白い空間に仕上げました。ミーティングやイベントに使いつつ、将来的にはお店っぽく使えたらいいな、と。 ワークスペースは天井を壊して躯体現しにしたことで開放感が出ました。手を入れる部分を限定し、既存の素材も残して改装しています。仕事柄リノベ空間には日頃からたくさん出会うのですが、DIYを交えて苦労して作り上げたので、ベーシックな空間でも一味違った感慨深さがあります。 2023/10/31(火) オープニングレセプションのお知らせ 15年ぶりの引っ越しということで、ささやかなオープニングレセプションを開催いたします。軽食とお飲み物もご準備しておりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。警固の路地裏にできた新しい空間をぜひ楽しんでいただけたらと思います。 オープニングレセプション |
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