桜が咲く前に -賃貸編-

今回のアドレスは中央区小笹。縦に長く広がる小笹地域の中でも、南端に位置する住宅街で、ゆるやかな坂道の沿道に構える、落ち着いた雰囲気の物件です。「中央区の緑が多い地域」という認識の方もいると思いますが、その期待を裏切らない、生い茂る緑が臨めます。

室内は、数年前に施されたリノベーションで、3LDKから１SLDKへと大胆な変貌を遂げました。開放感のあるリビングは、無垢材のナチュラルな雰囲気に、塗り壁や躯体現しの粗めな風合い、市松模様の畳に…と、様々な異素材のコントラストが視界に入ります。

窓の外には、公園の木々たちがこんにちは。緑を背景に、リビングへとやわらかな光が差し込みます。取材に訪れた日は、ほんのりと紅葉した葉もあり、色鮮やかな景色を楽しめました。

そしてこの景色、春にはガラッと変わります。バルコニーいっぱいの桜が視界を彩り、家族団らんのリビングがより一層華やかな空間に。実は桜がウリの物件に、桜が咲く前に来てしまった…。皆様どうか、心の目で見てください、満開の桜を。ぜひ春にも見に来たい。

建物入口のアプローチは、なかなかに長い階段。その分お部屋までの高さが出て、バルコニーのちょうどいい位置に桜が見えるってわけなら、毎日頑張っちゃうな。そして、ついに春を迎えたときには、満開の桜を拝みにお邪魔させてください。

あぁ、春が待ち遠しい。


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