一途な愛を形に

団地を愛するオーナーの新作のご紹介。もはや、団地リノベといえば・・の地位を確立したと言っても過言ではないほど有名になり、少しヤキモチを焼いています。

ですが、これは一途に愛してきたオーナーの想いが形になった証拠。簡単に真似しようとしても偽りの愛は簡単に見破られますので、うかつに真似をしないように。

今回は、80平米を超えるファミリータイプを手掛けました。それにしても相変わらず毎回違うテイストで勝負してくるオーナーには脱帽です。

3SLDKの間取りで、メインのLDKはオーク材の無垢床を使用。明るく柔らかい印象で、ファミリーで過ごすのにぴったりな空間となりました。アーチの奥には、デスクと稼働棚を設置し、ワークスペース・子どもの勉強部屋として。「家族が使うときにこんなのあったらいいなー」とイメージしながら設計。

洋室はすべてグレーと白のトーンでシンプルでどこかスタイリッシュな感じ。キッチンもステンレスでスタイリッシュだけど、タイルは白のレトロタイルで懐かしい昭和レトロを残してます。

当時の照明器具・既存の襖を白く塗装し張り替え・トイレの扉はシートを貼って再利用。すべて新しくするのではなく、当時の生活背景も楽しめるよう細かいこだわりがたっぷり詰まってます。

そして、いつもオーナーが妥協しないポイントの一つ。「購入するお部屋は日差しを遮るものがなく眺望が抜けた区画。」今回のお部屋も、バルコニーは南向きで眺望が抜けており、日中は日差しが差し込みます。しかも目の前が敷地内公園なので、子どもが遊んでいたら、「帰っておいでー。」と気軽に呼べる距離感です。

立地、区画、内装。すべてにおいて妥協を許さないオーナー。それは、入居者が毎日素敵な生活を送ってほしいという願いからのこだわりです。

部屋の随所に貼ってある空を飛んでいるようなツバメのステッカー。ツバメは昔からとても縁起の良い生き物とされており、優しく穏やかな家に巣を作ると言われています。ツバメのステッカーを見るたびに、穏やかな優しい気持ちになり毎日を過ごしていただければと思います。