2010.3.16 |
開業のススメ 女性編最近、立て続けに女性のお客さんがお店をオープンしている。 お店の入っている建物は、大和荘という名前のコテコテの木造アパート。その1階部分は、小さな土間空間と奥に4畳半の和室というかわいらしいサイズの箱だった。奥からおばあちゃんが出てきそうな駄菓子屋さんっぽさがあり(実際は違うのだが・・)、「おばあちゃんの小さな箱」というタイトルで募集することになった。 程なくして物件を決めていただいたのが、「コウブツ」を一人で切り盛りすることになった藤田さん。以前からパン屋さんを開業したいと思っていたとのことで、初めてお会いしたときにはガッツのある女性を想像していたが、これが予想に反してマイペースな方だった。 オープンの日取りが決まったので、フライヤーとか作った方がいいのでは?と藤田さんに投げかけてみても、「いえ、一人でやるし、最初からあんまり多くのお客さんに来ていただいて、品切れだったら申し訳ないし・・・」というほんわかモード。心配してインテリアデザイナーの窪山さんがショップのフライヤーを手作りしてくれたくらいだ。 自分のペースで、小さくても納得できるものを作っていきたい。お店の形に縛られる必要もないし、一人でやれる範囲でやる。というのもとても良い考え方だな、と改めて思った。 コウブツ 2)古ビルをギャラリーに改装 オーナーは、以前は全く違う業界で営業職をしていたという前田さん。 さらに美術家である弟・前田耕さんがデザインされたというギャラリーの内装も、かっこよくてオススメです。 「ギャラリーとしても様々な企画をしていきますが、貸しギャラリーや、イベントスペースとして貸し出すことも考えています。奥の壁は可動式になっているので、企画によって広さを変えることもできるんです。」と前田さん。 小さくても自分のお店を持ちたい。そんな憧れを実現することは、ここ福岡においては、決意さえあれば案外叶いやすいのかもしれない。そして、そんな暮らし方を選ぶ方が増えてきているようだ。 Gallery ArtdeMaA(ギャラリー アルドマ) |
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