都心近くで準プラ計画

谷2丁目の閑静な住宅街。二方を緑に囲まれた、行き止まりのような奥地にある戸建住宅です。

一応、桜坂へ繋がる細道は続いているものの車は通れないので静かですし、細道自体の存在感も相まって趣ある雰囲気が漂っています。

木々が茂っている分、高台特有のメリットを最大限活かしきれていませんが、草木のざわめきが爽やかな風の訪れを教えてくれたり、野鳥が嬉しそうに唄っていたりと、この環境に身を置くことの素晴らしさを、いつも思い出させてくれそうな物件です。

室内に足を踏み入れれば、空間いっぱいに無垢材を楽しませてくれるリビングが待っています。勾配天井によって生まれた天高も開放感十分で、周囲の雰囲気とよくマッチしている印象です。

2018年築とあって断熱性をはじめとする建築スペックは申し分なし。このへんの要素って、本来は我々の文化っぽくないお話だったりするのですが、実際に体感しちゃうとやはり黙っておけませんね・・・僕もそうですが、築古ばっかり住んできたような人にとっては、なかなか衝撃的な体験となるはず。

また、縦列ながら最大2台分の駐車スペースをはじめ、庭とウッドデッキ、ゆとりのあるアプローチなどの外周りに加え、サンルームとW.I.C付きの5LDKと、戸建て派の方々も納得の充実感かと。

なお、近くにあるオフィス兼本屋さんにも習い、兼用店舗としても個性を発揮しやすい気もしています。物件自体、2戸横並びのうちの1戸につき、お隣さんへのご配慮はマストとして、住居兼カフェとかヨガスタジオなんかがイメージしやすいです。

さらに面白いのは、お庭の擁壁上にあるスペースまでが所有敷地であるということ。例えば、梯子をかけて簡単に行き来できるようにしたうえで、小さな櫓でも作ってみるとか、アイデア次第でかなり面白い使い方ができそうですし、日当たりがよく、畑として活用するにもベストポジションかもしれません。

六本松まで徒歩圏内という立地でありながら、周辺数軒の方以外からは認知されにくい自分だけの城を築けるっていうだけで、なんだかワクワクしますけど、そこに物件概要では収まらない個性の数々とくれば、案外見つからない物件と言って過言ではないかもしれません。