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2009.3.24

大濠に面したマンションの一室を住居兼アトリエに

 

福岡R不動産で入居を決めてくださったお客様のお宅にお邪魔して来ました。
今回、伺ったのは、明治通り沿い大濠に面してたたずむ、ヴィンテージマンションの一室。
グラフィックデザイナー李惠(りけい)さんが、改装して住居兼アトリエとして使っている物件です。

まるで大濠公園が我が庭かのようにそびえる、言わずと知れたマンション。

なにがすごいって、今回の物件が「改装OKではない」ところです。

真っ赤にデザイン塗装された壁、床一面に貼りめぐらされたカーペット。
どう見ても、これは改装しちゃっていますよね。

ベニヤ貼りのアトリエスペース。リビングだけでなく、この椅子に座りながらも大濠が見渡せます。制作活動もはかどること間違いなし。

募集時は、こんな部屋でした。和室が二間の2LDK。

改装OKの物件ではないため、元々の素材に傷をつけないように工夫。
まず、床はフローリングの上にタイルカーペットを敷き詰めた。

2つあった和室のうち、リビングに面した方は畳を取り外してベニヤを貼り、アトリエスペースに。そして外した畳をもう一つの部屋に重ねたらこんな風に。
うまい!と思わず感動してしまいました。

せっかくの大濠を望む眺望を2倍活かすため、リビングからもアトリエスペースからも景色を望めるようにしたのがポイントだそうです。

そして、この赤い壁。これはベニヤを壁に貼って、色を塗っただけだとか。

屋上は共同の洗濯物干しスペース。もちろん花火大会は特等席に。

改装OKという物件はなかなか少ないものの、元の素材を傷つけない範囲でも
十分に空間を自分好みに変えることは可能なのですね。


[likei] 李惠さんのHPはこちら。
http://www.likeiart.com/

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このブログについて

海も川も緑も、そして街も空港も、なんだってすぐそこにある福岡。東京から移住して、気づけばその魅力を満喫すべく、会社を立ち上げたり、倉庫のような物件を改装してオフィスにしたり、果てには芥屋の海沿いに土地を買ってしまったり。徐々に増えていく福岡R不動産のメンバーとともに、この街の魅力を再発見する日々を綴ります。
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著者紹介

本田雄一
長谷川繁
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