福岡R不動産で成約いただいた物件が新しいスタイルのショップになりました。
「甘さ控えめレトロ」というタイトルで募集していた物件で、元々は建物のオーナーさんが住居として使っていた小さなマンションの1階部分。
室内はこんな状態だった。畳も床板もボロボロで、床が抜けそうな部分もあったり。 物件を借りていただいたのは、アジア・アフリカなどの雑貨を扱い、主に製造や卸売りの活動をされている「iroiro」さん。
神戸から拠点を福岡に移して4年。そろそろ新しいことにチャレンジをしてみたいと考えていた代表の小阪靖子さん(元々は姉妹サイト「密買東京」のお客さんでした)は、「福岡R不動産」で事務所兼ショールームで使える物件を探し始めた。
「この物件を見たときに、驚くほどテンションが上がってしまった」と小阪さん。
天井を抜いて、壁を取っ払ったら絶対にいい空間になる。とポテンシャルは感じていたものの、少ない予算でやるにはどうしたらよいか、相談したのがインテリアデザイナーの古庄和也さん(福岡R不動産のコラムでも紹介している「カフェ・きんど」のオーナー)。
古庄さんとiroiro女性スタッフだけでここまで解体。すごいパワフル! 元々和室だったのを一部の押入れ部分などは残して解体、真っ白に塗ったらこんなに変わった。 たくさんの知人の協力も得て、塗装から床貼りまでほぼ手作り。業者さんにお願いしたのは電気工事だけだというから驚きだ。
そして出来上がった姿がこちら。
残せる部分なるべく残し、素材を一新。 道路に面しているのに曇りガラスだったので、大きな透明ガラスに変更。 外から見てもお店っぽくなった。 最初は事務所と取引先向けのショールームとしての機能で考えていたそうですが、作っていくうちにどんどんアイデアが膨らみ、時にはアトリエ、時にはギャラリー、時にはショールーム、と常に形を変えながら展開していく、形態変動型ショップというものに行き着いたとのこと。
今回お邪魔させていただいたのはオープニングも兼ねたイベント「傘展」。こちらはすでに終了していますので、次回のイベント情報はiroiroのサイトやブログでチェックしてみてください。(普段はオープンしていません)
手伝ってくれた皆さんとお疲れパーティ。