見よ!!この佇まい。戦後初期の団地のご紹介。
福岡県内に数多くある団地の中で、戦後初期に建築された今回の物件。
不動産業者が、建物を解体し土地としての利用価値を考え、電卓を弾くが収支があわず、みんなお手上げ状態。そんな中、手を上げた現オーナー。なんと、福岡Rサイトでザワついた大牟田市にある元ラブホテル
「親愛なる同志たちへ継ぐ」 の再生を手がけているオーナーです。
場所は、北九州市門司区にある門司港駅から約15分の距離。敷地内からは門司港レトロにある日本を代表する建築家が設計した有名建築を眺めることができます。
門司港レトロに対し、こちらは「門司港”真”レトロ」とでも勝手に名乗っておきましょうか。ズラリと水平に並んだ窓、塔屋には格子状の開口部と、現代建築では珍しい、線を揃えた特徴的なファサード。
間取りは、49Aと呼ばれる間取りの型。思わず現地で「49A??なんだか戦闘機みたいですね。」とオーナーに感想を述べた、無知な僕をお許しください。1949年に採用されたことから49型と名付けられたそうで、47型からスタートし、51型まで続きました。またそれぞれの年式にA.B.Cとあり、その違いは広さになります。その後、51C型が現在馴染みのある2DKの表記に変わったそうです。
ちなみに、49A型が福岡県内でも珍しく団地マニアの中でも、一目置かれている存在とのこと。
さて、ここからが本題。この物件を蘇らすための仲間たちを大募集。クリエイティブな面白い方がたくさん集まって欲しいとのことで、2027年の8月まで賃料は1万円。現状渡しのDIY自由で原状回復不要。用途としては何でもOKですが、給湯器の設置がないためお湯が使えません。
ここからは僕の勝手の妄想ですが、たくさんのアーティストが各部屋のそれぞれ作品を展示する1棟まるごとアートイベント開催。工務店が試したい内装を施工練習するモデルルーム。色んなジャンルの洋服屋が集まったファッションビル。たくさんの業種がミックスして新しい何かが生まれるクリエイティブビル。
どれも考えるだけで楽しそうで、これを機に新しいランドマークとして生まれ変わってほしい。みんなで不動産の可能性を楽しみながら遊びましょう。
ファーストペンギンになるのは、誰だ!!
お気に入り
- 専有面積
- 40㎡
- 所在地
- 福岡県北九州市門司区畑田町
- 交通
- JR鹿児島本線「門司港」駅 徒歩20分
- 建物構造
- 鉄筋コンクリート造 4階建て
- 所在階
- 1-4階
- 築年
- 1950年
- 設備
- 電気(整備予定)/水道(整備予定)
- 備考
- ペット不可/募集戸数:24戸/駐輪場/2027年8月まで賃料1万円、その後は賃料3万円/飲食店可/住居兼事務所可/駐車場あり(月額5,000円)/要火災保険契約
- 取引態様
- 媒介
情報修正日時:2024年11月9日
情報更新予定日:2025年7月7日
※掲載の情報が現状と異なる場合には、現状を優先するものとします。
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