無機と有機のはざまで

シルバーとブルーが織りなす、どこか無機質な雰囲気の外観。自然の多い小笹エリアに凛と立つこの建物は、なんだか特別な存在感があります。言葉を選ばずに言うと、小笹っぽくない。

実はこの建物、今年築58年を迎える大ベテラン。2002年に建築家の手によって見事に再生されており、人も建物も見かけによらないとはまさにこのことです。今でこそリノベーションは当たり前の時代ですが、当時の福岡では、ここまで大胆な変身を遂げた建物はそう多くなかったはず。再生物件の先駆け的存在と言ってもいいかもしれません。

今回募集しているのは、1LDKタイプのお部屋。1階ということもあり眺望こそ望めませんが、南向きのバルコニーで、日当たりもいい感じ。室内はイエローのアクセントカラーが明るくて軽やか。シンプルな間取りとほどよいリノベーションで、暮らしやすくすっきりと整っていて、築古リノベ物件に初めて住む方にもおすすめの空間です。

そして、小笹といえば、緑に恵まれたスローライフな街並みも魅力のひとつ。共用部には溢れんばかりの緑が見えていますが、近くには公園や動植物園もあり、暮らしのなかで自然を感じたいという方にはぴったりの立地です。お散歩で深呼吸して、マイナスイオンを感じましょう。

半世紀を経過した今も、まだまだ現役のこちらの建物。古ビル再生の1つのモデルケースとして、今後も追いかけていきたい物件でした。リノベ空間に興味がある方、小笹の緑を味方にしたい方、ご連絡をお待ちしております。