伝統的な漆喰塗りの大壁造。2階に採用された単窓が効いていて、どことなく愛くるしさも感じさせてくれます。
" むかしはここで茶を売っていた "
いきなりなんだってのは置いといて。こんなメディアをやってると、"まちづくり"とか"建築"ってワードが常に近くにあるものです。
それらは「目の前の世界を誰がどう構築してきたか」という意味で、小さなクリエイティブの集合体であるとともに、もっと根っこの部分には「どんな縁だったり信念が巡り巡ったか」という、時間(いのち)が隠れているなんてことを実感します。
もちろん、過度にその歴史を紐解いたりする必要はないけれど、本物件のように「古くはお茶屋オーナーが購入し、当時の営みを見守ってきた伝統建築」というストーリーに触れれば、なんだか、とても大切にしたい気分にさせられるもの。
なお、築年数は驚異の108年・・・!!さすがに書いてて手が震えましたわ。知ってて記事にしてるのに。
現地で驚いたのは、一見、親父にもブタれたことがないような顔つきをしていたこと。当然、1世紀以上も生きてれば色々ありますから、内装も含め、地域の仕掛け人とまちづくり会社による再生を経て今の姿があるってわけです。既存の雰囲気を最大限活かした施工がされていて、かなり素敵に仕上がっていますよ。
ちなみに、奥に細長い戸建てという個性的な一面の持ち主であり、れっきとした八女福島の伝統的町家建築のひとつ。そのうちの一範囲を事務所・店舗として募集します。2階がホテルの客室になっているため、商いの方向性次第では素敵なシナジーまで期待できそう。ただ比較的大きな話し声が出るようなお店や夜も営業するような居酒屋は難しそうなのでその点はご注意を。
ただし、大前提として改装はできません。「借主側がこの佇まいに溶け込む必要がある」と言えば、なんとなく角が立ちそうですが、カフェ・工房・物販・お教室etc... 基本的には何をしても様になるでしょう。
その他、重飲食利用はNG。軽飲食程度であれば相談可能です。
現況は、キッチンスペースとカウンターのみが造作された状態です。配管・電気配線・ガス管などの立ち上げに関する改装工事は借主側で施工をお願いします。
そんな具合で「いい感じに新たなストーリーを紡げるか」みたいな要素も求めてはいますが、地域の象徴的な物件であるがゆえ、センスよく大切に使ってくれる方という視点を優先したい構えです。
尺がたりなくて全く触れていませんが、まち自体すごく面白い場所だったので、その辺も期待しててください!
※現在入居中のため、引き渡しは10月下旬を予定してます。10月下旬より早く入居希望の場合も、相談可能です。
※表記の面積は、手洗い場・トイレ・庭を除いたものです
※審査の一環として、貸主との簡易的な面談を予定しています
※住居用途不可、転貸に係る用途(シェア・民泊等)不可
※現況引き渡し。退去時には原状回復をお願いしております。
お気に入り
- 賃料
- 12万9,800円(税込)
- 専有面積
- 66.02㎡
- 敷金
- 1ヶ月
- 礼金
- 2ヶ月
- 償却
- なし
- 管理費
- なし
- 所在地
- 八女市本町
- 交通
- JR鹿児島本線「羽犬塚」駅 6.8㎞(車約18分)
- 建物構造
- 木造 2階建て
- 所在階
- 1階
- 築年
- 1917年
- 設備
- 電気/温水洗浄便座/洗面台/エアコン/照明器具
- 備考
- ペット不可/定期借家契約(期間:3年間/再契約:相談)/募集戸数:1戸/駐車場あり(近隣に3台分確保済み(賃料込))/要火災保険契約
- 取引態様
- 媒介
情報修正日時:2025年8月12日
情報更新予定日:2025年8月31日
※掲載の情報が現状と異なる場合には、現状を優先するものとします。
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