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2012.3.21

改めて、福岡エリア特集はじめます。

平位草(DMX/福岡R不動産)
 

「東京からの問い合わせ増えてるよね?」

福岡R不動産でそんな声があがり始めたのは、震災から1ヶ月ほどたった頃でした。ITやネット通販の企業が福岡に拠点を置き始めたことと時を同じくして、もともと働く場所の自由度が高かったフリーランス(特にクリエイティブ系)の方を中心に、福岡に拠点を移すことを検討し始める人も増えていました。これまで当然のように全てが集積された大都市に身を置いていた人々が、「東京で働く必然性」や「働き暮らす環境」について改めて考えるようになったのかもしれません。そしてその後、全国に転勤先があるような企業に所属しながらも自ら希望して福岡に来る人も増えていき、その流れは今も続いています。(総務省統計局発表の平成23年人口移動結果でも、転入超過数で東京都特別区部3万5435人に次ぎ,福岡市1万1129人が第二位となっています)。

福岡が企業の移転先に選ばれる大きな理由として、
・日本一空港が街の中心部にアクセスしやすく、東京との行き来が容易
・九州で最も大きな都市である上、地価や人件費が魅力的
といった、拠点を移すことに対して障壁となる「仕事に関する環境的利点」が挙げられます。でも、西日本を見渡すと、都市の規模が大きくて東京との時間距離があまり変わらない街はいくつもあるし、福岡には現在、代表的と言える産業もありません。そんな中、なぜ今、福岡という選択が増えているのでしょうか?

それは、福岡がなぜ人々の移住先に選ばれるのかに深く関係しているはずです。
・びっくりするくらい食事がおいしい。
・海、山、川といった自然が中心部からとても近い。
・子育て環境に良い。
・街がコンパクトなため、移動時間が少なく可処分時間が多い。
・仕事がちゃんとあるし、地価や物価が安い。
これらはよく話に上がることですが、まとめると、「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の高い生活ができる」と言えます。つまり、無理なく地に足着いた、質の高い生活を送るために、福岡が選ばれているのではないでしょうか。

震災以降、もともと福岡や九州に地縁のあった方以外からの問い合わせが徐々に増え、「福岡でどこに住んだらいいですか」と聞かれることも多くなったこともあって、私たち福岡R不動産メンバーも福岡の街とそこに暮らす人々のライフスタイルについて改めて考えるようになりました。そして確信したのは、いつも個性的な物件を探して走り回っている街には、やっぱり福岡独自のライフスタイルや特徴があるということ。
そこには奥深い福岡の歴史に関わるものもあり、新しい価値観から生まれたものもあり。それぞれの街の変遷を辿りつつ今の姿と向かい合ったとき、私たちにとっても新たな発見がありました。

そこで福岡を特徴付ける街とそこにある暮らしをこれから数回に分けて紹介していきます。この街独自のライフスタイルの中に、福岡という選択の可能性が見えてくるかもしれません。

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このブログについて

海も川も緑も、そして街も空港も、なんだってすぐそこにある福岡。東京から移住して、気づけばその魅力を満喫すべく、会社を立ち上げたり、倉庫のような物件を改装してオフィスにしたり、果てには芥屋の海沿いに土地を買ってしまったり。徐々に増えていく福岡R不動産のメンバーとともに、この街の魅力を再発見する日々を綴ります。
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著者紹介

本田雄一
長谷川繁
坂田賢治
松尾隆文

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