コンパクトシティと表現されることの多い福岡。実際に山手線1周分の範囲の中にオフィス・商業・住居地域がギュギュッと詰まっているため、30分もあれば市内のほとんどの場所から中心部の天神や博多まで通うことができます。当然、中心部から離れるほどに賃料は安くなるし、市内から少し足を伸ばした自然豊かな地域から毎日市内に通うというライフスタイルも福岡なら実現が可能です。一方で、あえて都心部を選ぶという選択も福岡ならでは。
都心部と言っても商業・オフィスゾーンは半径1.5kmほどの中に密集しているため、1、2駅離れるだけで景色は一転。ゆとりのある空気を感じつつも可処分時間が非常に多い、質の高い暮らしが手に入れられるのです。
そんな中、福岡R不動産で問い合わせが絶えないのが天神の西側に広がる大濠エリアです。
福岡城の外濠だった大きな池を囲む1周約2kmの大濠公園を中心としたこの一帯は、ランニングやウォーキング、犬の散歩にはもってこいの場所。歩行者、ランナー、自転車ゾーンが分けられていることもあり、ランナーと歩行者とのトラブルが起こったり、利用者がもう飽和状態なんてこともなく、十分なプライベートスペースを確保してマイペースにお濠ランを楽しむことができます。ランニングブームが始まるずっと前から自然を感じながら運動をするスタイルがこの地域には根付いています。
綺麗に整備された大濠公園のランニングコースからは、実はこの公園に80年以上の歴史があることなんて全く感じられないのですが、分かるのはどんなに時代が移り変わっても人が心地いいと思う環境は変わらないのだということ。公園を臨む大濠最前列に築年数の古い、いわゆるヴィンテージマンションが多いことも、この環境が何にも代え難い不偏の価値であることを物語っています。
大濠公園沿いに建ち並ぶヴィンテージマンション。上層階からの眺望は格別。 年に1度の大濠公園での花火大会をプライベートな空間で満喫できる近隣のマンションをはじめ、大濠公園周辺は福岡市内でも賃料相場の最も高い住居エリアですが、築年数の古さから一般的には敬遠されがちな(ぼくらにとってはむしろストライクなのに!)ヴィンテージマンションや公園南側の六本松・草香江地区を選べばこの環境を背伸びせずに手に入れることも可能です。
六本松・草香江地区にはよく見るとパン屋やカフェなど住居を改装した小さなお店がポツポツとあり、散歩の楽しみは大濠公園のみに留まらないことでしょう。
六本松・草香江エリアには雰囲気の良い小さなお店も。 大濠エリアから天神地区へは自転車で10分ちょっと。公園北側はお濠を横目に走れる自転車専用道が整備されているし、南側もけやきの並木が気持ちのいい大通りが天神へと続いているので、季節の移り変わりを感じながらの自転車通勤ができます。
環境の良さを取るか通勤時間を取るか。これまで当然のように天秤にかけ続けてきた枠を取り払って新たなライフスタイルを始められるのが、この大濠エリアの何よりの魅力かもしれません。
以前ご紹介した大濠エリアの入居者レポートです。
大濠に面したマンションの一室を住居兼アトリエに