小さな家の、大きな一歩

日赤通りからしばらく奥へと進んだ、細い路地裏にある小さな一軒家。なんとまもなく65歳を迎える大ベテランで、このまちの重鎮といっても過言ではない存在。ですが、ひっそりと静かにたたずむ様子は、むしろどこか謙虚な雰囲気を醸し出していて、そんな姿に心惹かれる方も多いのではないでしょうか。

これまでは、長きにわたり、多くの人々の暮らしを見守ってきましたが、この度住まいとしての役割を終え、テナントとしての新たな一歩を踏み出そうとしています。

建物はコンパクトな2階建て。室内は水回りを含めてほとんどの箇所が丁寧に改修されていますが、柱や建具など、随所にレトロな風合いも残されている点が嬉しいポイント。窓や扉の開閉など、やや年季を感じるところもありますが、それも含めてハマる方にはばちっとハマるかと。

テイクアウト専門の軽飲食店や、アトリエのような使い方、はたまた、作家さんの雑貨や古道具を並べたお店。静かな路地裏で、自分だけの世界観を表現する場所として、きっとこの建物はお店の世界観をぐっと引き立ててくれることでしょう。通りすがりにふらっと立ち寄るというよりも、目的を持って訪れる方を迎える場所。そんな特性をうまく活かしていただけると嬉しいです。

長い歴史を背負いながら、これから先の時間をどう紡いでいくのか。このまちに長く根を張ってきた建物に、新しい風を吹き込んでほしい。そんな想いが込められた空間で、新しい営みを始めてくれる方をお待ちしています。

※飲食は軽飲食のみ相談可です。
※大きな音やにおいなど、近隣住民に大きな影響が出る業種は不可です。