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2018.3.23
real local

福岡2年目、わーちゃんの場合 前編

岩尾京子
 

福岡に住んで〇年目、福岡生活のリアルvol.1

ぶっちゃけ移住後の生活ってどうですか?
いくらくらいあれば生活できる?
地方に行くと不便になるんじゃないの?

福岡に住み始めた後の、リアルな生活を聞いちゃうシリーズ。
九州近郊以外から福岡へ移り住んだ方々を中心にお送りします。

今回は、泊まれるスナック「B&C Gakubuchi」の店長を務める、’わーちゃん’こと、葛西敬子さんです。

Gakubuchiにて。一番右、スナックのママをしているのが葛西さん。

福岡に暮らして2年目。青森出身で、自分のことを「わー」と呼ぶ方言からその呼び名がついたという、底抜けの笑顔が特徴の彼女。熊本地震をきっかけに、九州の窓口 ’博多’で、泊まれるスナックの店長として目まぐるしい日々を送っています。

−−公表ありがとうございます! データベース

〇居住地:福岡市博多区
〇性別:女性
〇年齢:32歳
〇出身:青森県
〇結婚:未婚
〇子ども:なし
〇現在の家賃:(6万円)自己負担2万円 スタッフとご自身2人でシェア、プラス補助あり。
〇車所有:なし
〇普段の移動手段:自転車(盗難注意! 私の自転車3代目!)
〇県外へ出張の数:なし
〇年収:200万以上
〇特徴:前職(看護師)の給料5分の1、できるようになったこと5倍! わくわく無限大!

−−これまでの居住歴を教えてください。

青森県五所川原市出身
↓(大学進学)
群馬県高崎市【普通の女子大生、合コン三昧。笑】
↓(就職)
千葉県佐倉市【看護師として奮闘する毎日】
↓(転職)
青森県弘前市【自然と趣味に没頭、失恋を機に世界放浪を決意】
↓(転職)
東京都【資金集めの日々】

海外放浪【1年放浪する】
↓(帰国後復職)
大阪府【ゲストハウス開業を決意し離職】
↓(旅へ出る)
日本ゲストハウス巡りの旅
↓(修業先を決める)
熊本県阿蘇市【ゲストハウス阿蘇び心で研修】無給で修行の日々!
(3ヶ月で青森へ帰って開業のつもりだった)

2週間で熊本大震災にて被災、ゲストハウス阿蘇び心阿蘇店は更地へ!
↓(支援活動)
熊本市【ゲストハウス阿蘇び心熊本店にて研修+支援活動】

一旦、青森へ帰り開業のための物件探しなど活動するが、九州で出会った人の輪の中で『はたらく』をしたいと再び思い九州へ。

福岡県太宰府市【阿蘇び心太宰府店】
↓(新店舗の店長へ)
福岡県福岡市【B&C Gakubuchi】2017年6月オープン

2年前、熊本県阿蘇市の「阿蘇び心」にて。

−−福岡に最初に来た日のこと、覚えていますか?

初めて福岡に来たのはゲストハウス巡りの旅中、2年前の冬!雪が降っていてびっくり!
『えーーーーー!九州って南国じゃないのーーーー!?』
という、印象が強いです。

−−引越しのきっかけを教えてください。

一緒に働きたい『人たち』がいたから。
未曾有の大震災の中、被災しながらも熊本市で支援活動をしました。この活動を通じて、九州を愛する素晴らしい人たちに出会うことができました。

−−福岡1年目の思い出はありますか?

人が人を呼んで、すごい面白い人たちがたくさんいるなと思いました。外にも出たし、いろんな人を紹介してもらったり、青森から来たっていうと驚かれるけど、それで覚えてもらえてラッキーって思っていました。懐に入れてくれるというか、受け入れる文化があるというか、とってもパワーが出てくるような感覚でした。

あと、おいしいものがたくさん! 北の魚とまた違ったうまさ! 野菜も果物も! 醤油やお味噌が甘いのも嫌いじゃない。麦味噌のお味噌汁が好きになりました!

−−今、福岡に住んで思う事。前と変わったことや心の変化等。

私の場合は、人生としても大きな転機を迎えています。
大きな転職をして、当初は3ヶ月で青森へ戻り開業する予定で九州へ来て、一度は青森に戻ったもののやっぱり九州に戻って定住しているわけですから。

青森に一度帰った時、ゲストハウスをするために物件を探したりしたのですが、やっぱり九州のことが気になっていて。
悩んでいる時、母から「もうやりたいことは決まっているんでしょう」と言われた一言がきっかけで、こんなチャンス、ないよね! ってことに気づきました。今思うと母の言葉に背中を押してもらいましたね。

母には「ついに飛行機の乗り換えが必要な地に行くのね、ま、国内なだけいいか。」と言われました。たくさん心配させてばかりだけど、元気に楽しく生きていることが最大の親孝行だと思って、精一杯走っています。家族になにかあったとき、すぐに飛んでいけないので家族のことはとても気にするようになりました。
年齢も年齢ですからね。笑

−−福岡の良いと思うところを教えてください。

おいしいものがたくさん! 昔ながらの田舎の習慣というか伝統が息づいている。こんなに都会なのに! 素晴らしいと思う!

街がコンパクトで便利! 福岡は超がつくほど便利だと思います。
空港と市内は地下鉄で10分! 移動もしやすく、九州内は高速バスも多いので気軽に色々行けます、佐賀がお気に入りです!
私の場合は実家(青森)へ帰省の際、直通がないので、そこが不便ですが…

−−福岡のもう少しこうなればと思うところはありますか?

街づくりはイメージ、
わくわくする場所で立ち止まりたくなる場所。
立ち寄りたくなる街も大事だけど、ステイしたくなる街になってほしい。
わたし、宿業なんで!笑

≫ 後編は、葛西さんがGakubuchiの店長になられた時のことも詳しく伺います。

後編はこちら:福岡2年目、わーちゃんの場合 後編(real local)
関連記事:泊まれるスナック B&C Gakubuchi (real local)

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