2013.6.27 |
Rトピックス 古民家でお店、やりませんか(2)~佐賀県佐賀市柳町鈴木みのり(OpenA) OpenA(=東京R不動産を運営)が進めている佐賀市内の古民家リノベーションプロジェクト。いま、その古民家を使ってくれるテナントを募集している。近い将来、この建物・このエリアで店舗、アトリエ、活動拠点などとして興味のある方はまずは見に来てほしい。7月6日(土)、7日(日)14:00〜見学会・相談会を行います。詳細はコラム末尾をご覧ください。 ※募集・イベントは終了いたしました。ありがとうございました。 江戸の鎖国時代に長崎と小倉をむずぶ街道はシュガーロードとも呼ばれ、日本でもっとも新しくモダンな物品が流通していた。その面影が色濃く残っているのが佐賀市柳町歴史地区。佐賀市がその歴史的建造物の再整備に乗り出した。その方法は、保存ではなく活用。対象は、2つの旧家「旧久富家住宅」「森永家住宅」だ。歴史が私たちに残してくれた資産に敬意を払いながら、外観は復元し、インテリアはこの時代にあった役割へとリノベーションしていく。 旧久富家 大正初期から中期にかけて建てられた大きな木造2階建の建築。もともと明治初期に佐賀市内の白山町で履物商をしていた久富氏が、柳町に「履物問屋久富商店」として建てた。下駄などを製造・販売するかたわら、住居もあわせもった大型の町家だ。かつては住む場所と働く場所はつながっていたのだ。履物問屋の後は、集合住宅、事務所、店舗としても使われた。 この建物はふたつのボリュームで成り立っていて、1階には建物の間を抜けられる秘密の抜け道のような路地がある。なんだかわくわくしてしまうその路地を抜けるとクリークに面した大きな中庭にでる。ここはほっと和める緑の多い中庭にする計画だ。1階には庭と通りをつなぐカフェや雑貨などの店舗など。2階には小さなアトリエやショールームといった活動拠点が並ぶオープンで賑やかなシェアスペースを想定している。 森永家 江戸・寛政年間(1789年〜1801年)頃に煙草をつくり始めたと伝えられている森永家。大隈重信侯もここの煙草の愛煙者だったらしい。今残る建物は明治時代前期に建てられ、その後、明治時代の終わりには呉服店、大正から昭和の初期にはダンスホールであった記録が残っている。時代に応じて姿を変えながら今に残っている。「北蔵」「南蔵」「居宅」の3つの建物によって構成され、その間の中庭のような空間がいい。この3つの建物をそれぞれ異なるテナントに賃貸する計画だ。森永家は昨年度に先行してテナント募集をして、「北蔵」が国産紅茶専門店「紅葉(くれは)」に決定している。今回のテナント募集は「南蔵」と「居宅」になる。 募集要項 時間が蓄積した空間に包まれて仕事をするのも、なかなかいい。この柳町歴史地区が、穏やかで美しい佐賀の新しい日常風景になることを願い、まちを一緒につくっていくテナントを募集します。 見学会・相談会の詳細 |
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